2014年12月6日土曜日

台湾の恥:中華民国人

昨日ショッキングなニュースがありました。
動画(つべ):「20141205中天新聞 講日語「可恥」? 部落客日文聊天挨罵」
ニュース記事:「『台湾で日本語を話すな!』日本嫌いの女性の動画が話題に

このニュースを聞いて、とても悲しい気持ちになりました。

大好きな人(台湾人)に嫌われるというのは、とても切ないものです。


私自身、台湾に来てからすべて良い思い出・経験ばかりではありません。
もちろん、外国人として、日本人として、差別されたり卑下されたりすることもありました。

そういった差別的発言や行動をする台湾人には、一定の傾向があります。

――その傾向とはなにか?――


(1)田舎者で教養がない
 :台湾は全国統一教員採用試験で1位から順に採用者が学校を選択出来ることから、都市と田舎では教養の落差がはげしい。
(2)1987年以前の教育を受けた40歳以上70歳未満
 :教養が無い+国民党の厳戒令下での中華民国および漢族中心主義(“三民主義”の一つは民族主義)、反日の教育を受けている。
(3)外省人など中国人(中華民国人)のアイデンティティをもっている
 :日中戦争時の日本の対戦国のため、敵対意識をもっている(当時、台湾人は日本人として中華民国と戦っている)※台湾人の複雑なアイデンティティに関しては、過去のブログで扱いました。
(4)国民党支持者
 :アイデンティティが中国人(中華民国人)であり、(3)と同じ。もしくは、台湾が中華人民共和国になろうが問題ないと思ってる人々。

など



――記事のオバさんのような台湾人が生まれる原因――

国民党の主張は、日本は台湾を”占領した”(日據時代)というもの。実際は、日清戦争で日本が清国から条約により正式に割譲されたのであり、占領はしておらず、今の沖縄のように”統治していた”(日治時代)。もちろん、清国から割譲されたなどと知らされていない台湾本土にいる原住民との武力戦闘はあったが、それも早期に落ち着き、50年間秩序を持って統治していた。その当時の多くの資料は国民党によって焼かれたり破壊されたりしている。

日本人は「南京大虐殺」について学んでいない、という台湾人の中での 誤認。おそらく、国民党によって故意的に流布された嘘であろう。我々は、もちろん「南京大虐殺」を中学・高校で勉強しているし、中華人民共和国がその被害者数が30万人と提示していることも知っている。実際に、南京大虐殺の有無について、ここで問うことを避けるが、とりあえず、台湾人の多くはこのように誤解している。そして、南京大虐殺を起こした?とされる当時の日本人の中には今の台湾人や韓国人も含まれているのにも関わらず、あくまで日本がすべて悪いことをし、その事実までも隠す卑怯な奴ら、と認識しているのです。

など



日本大好きで私にも優しい台湾人の知り合いが、「我們中國人......(我々中国人は)」とか、「你們日本那麼小......(キミら日本はあんなに小さくて)」とか、「日據時代......(日本占領時代には)」とか仰る度に、私個人的にはすごく悲しい気持ちになります。

そして、
台湾に実際に来たことのある日本人が「結局は台湾人も中国人と一緒(台灣人跟大陸人終究是個一樣的)」と仰る度に、私個人的には「いや、全然違う!(不!完全不對!)」と断言出来ない自分が情けなく切ないです。


台湾人が台湾人になれることを切に願います。




2 件のコメント:

  1. http://www.rotpnetwork.tw/TPSovDBYTP.php?LAN=JP

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  2. あいこさんは台湾のために生きる
    ことができる立派な日本人だと思いました
    台湾は台湾であって欲しい。

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